2024年 4月 25日 (木)

「国民投票法の審議は密室で?」

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   見切り発車でGO! 国民投票法が成立しようとしている。

   とくダネ!はこの問題についておよそ30分かけてクールなスタジオ・トーク。朝のワイドショーだから、内容はどうしても「そもそも、なんで?どうして?どんな風に?」ということになる。

   ゲストは自民党の船田元議員(衆院憲法調査特別委員会自民党理事)。ていねいにわかりやすくをモットーにした説明ぶりだった。「憲法の不備な点を見直す機会にしましょうということです」

   結果、内容ともに安倍政権のスポークスマンであることには変わりはない。

   憲法改正につながる重要法案なのに審議時間がたったの58時間。過去の消費税や教育基本法、郵政民営化などと比べて時間が半分に過ぎない。

   「安倍さんが急がせたわけでしょ。参院選の争点にしようと」(小倉)
   「違います。国会で審議する前に、与野党で設計するための助走時間にかなりの時間を」(船田)
   「密室で?」(小倉)
   「はい、そうなりますね」(船田)

   番組が1000人アンケートした。民法では20歳が成年だけど、国民投票法案によると18歳から投票権がある。どう思う?

   賛成=46% 反対=24.7% どちらともいえない=29.3%

   「若い人の意見も聞こうよ、というのはいいこととして、酒やタバコ、刑事処分や実名報道はどうなるの」(小倉)
   「酒やタバコなどを一緒にするのは本末転倒です。でも、この投票での違反者はどうするのかとなれば、やはり刑法でということになり法整備する必要があります」(船田)

   こんな大問題は30分の朝のワイドショーでは「流れ」を雰囲気として切りとるのがやっとこさだ。「議論する時間が3年ある」・・・といっても、国民投票で賛成が多数意見になればという前提だ。議論は投票で確定してから?

   小倉智昭は「3年間で国民がどう考えるかだね」というが、やはりそこはテレビ。番組内の30分では‘審議’は尽せない。しかし、問題提起として取りあげたことは評価したい。

文   初代不良家
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