「晴信の首を取りに行く」由布姫の複雑な思い(風林火山)
2007年05月21日15時21分
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(c)NHK
諏訪への道中、由布姫は逃げ出した。勘助は独り雪中の諏訪を探し回り、一晩後に、ようやくお堂の中で見つけ出す。「甲斐に戻る」という姫に理由を尋ねると、「晴信の首を取りに行く」と答えた。
が、勘助が一緒に逃げようと勧めると、意外にも姫は「(晴信と)離れて暮らすことなどできぬ。一目でよい、お会いしたい」とも答えるのだった。晴信への思いと武田への怨みに姫の心は引き裂かれていたのだ。
「怨みは忘れ、晴信の寵愛を存分に受けてほしい」。そう説得する勘助の言葉に、由布姫の心はようやく解きほぐれていく。
*風林火山