「長くつきあえば個性が見える」 馬も人間も同じなのだ

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   去年日本中を沸かせたもの一つを言え、と問われれば「競馬」と答える人も少なくないだろう。今まで全く競馬に興味のなかった人ですら、ディープインパクトが挑戦した凱旋門賞には熱狂した。もちろん私も含めて。それ以来、馬に惹かれていった人もいるだろう。今回の「プロフェッショナル 仕事の流儀」はそんな馬好きには嬉しい、数多くの名馬を育て上げた競馬調教師・藤澤和雄の話。

   調教師の仕事、と言われても私は全くピンと来なかった。調教師の主な仕事は5つなのだそうだ。

   1、馬を選ぶ
   2、調教メニューを作る
   3、馬の体調を管理する
   4、レースを選ぶ 騎手を選ぶ
   5、レースの作戦を指示する

   この中で最も気を使う仕事は、馬の体調の管理だという。競争の後に体調を崩す馬も沢山いるし、一年中健康でいることは凄く難しいのだという。

   馬といっても、それぞれ個性がある。番組ホストの茂木健一郎は「個性の生かし方のところで何か心がけていらっしゃることはありますか?」と問いかけた。それに対して藤澤は「どれだけ側にいてあげられるかというか、馬にしたら迷惑な話かもしれないけど、やはりいい調教をしたり、いい馬を作ろうとか思うと、その子を良く知らなきゃダメですよね。長く付き合えば、新しい個性を発見することも良くありますからね」

   馬も生き物、感情も個性もある。それを理解することが馬を育てることに直結するということだ。もちろん人間界でも、相手のことを理解できないと、理解しようとしないと、その関係は崩れてしまう。それが友達間であっても、恋人間であってもだ。まるで藤澤が、人間同士の付き合い方を話しているように思えた。

   途中、藤澤が面白いことを言っていた。それは住吉アナが聞いたことに対する答えだ。

   「才能のない馬でも調教しだいで勝てる馬になるんですか」
   「才能があるんですよ、みんな。みんな才能があるんだけど、体が自由にならないっていうか、体を持て余して、気持ちの面で大人になれないで、結果が出ないだけ」

   藤澤さん、これも人間と同じだと解釈してもよろしいですか?

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 「未来を見すえるものが勝つ~競馬調教師・藤澤和雄」(2007年5月15日放送)

文   慶応大学・がくちゃん
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