「いのちは平等ではなかったんです」

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   「小さないのちが目の前で消えていく。つらかった・・・」番組キャスターの佐々木恭子がため息まじりでいった。取材で飛んだ南国パプア・ニューギニアで、エイズに感染した子どもが次々と治療を受けられずに天国に召されていった。

   朝のワイドショーでは「残忍な犯罪」は報道するが、「悲惨な現実」を「人道的な視点」でとりあげることは珍しい。

   とくダネ!はじっくりと佐々木アナのリポートとともに、この問題に取り組んだ。しかもNHSチャリティキャンペーンに集まった寄付金は、ユニセフを通じてパプア・ニューギニアのエイズ治療のバックアップ資金にするという。

   貧困と無知が背景にある。ゼロに近い治療環境と教育の不備による無知、そして徹底した男尊女卑、一夫多妻の国だ。エイズに対する偏見もある。男はコンドームを使わせない。まず妻がHIVに感染。そして生まれた子どもにも。

   となると男はさっさと逃げ去る。こうして30%の子どもが1錠のクスリを口にすることなく・・・

   「助かるいのちが、わたしの目前で失われていくのつらかった。いのちは平等ではなかったんです」現実を直視した佐々木アナの言葉は重い。

   「ぼくらに何が出来るのか考えさせられます」と諸星裕がいう。その言葉を補完するピーコの意見は説得力があった。

   「特許を持っているアメリカの会社のクスリは高いんでしょ。貧困の人たちを対象にする人道的な考え方が出来ないものかしら」

   パプア・ニューギニアの悲惨なエイズ事情リポート。ワイドショーもなかなかやるじゃないか。

文   初代不良家
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