「私も実際に入ってみたいと思います」

印刷

   「加藤さん、事件です」。ここ最近のスッキリ!!は事件報道が少なく、出番が減っていた事件モノ担当のベテランリポーター、阿部祐二がひさしぶりに登場。いつものように深刻な表情で現場から呼びかける。長身痩躯で若いときは二枚目だったよ風なのだが、どことなく薄気味悪く、あるとき突然、アンソニー・パーキンスのごとく豹変しそうな感じがないでもない。

   それはともかくとして、阿部がいる場所は千葉県鴨川市の「小湊ホテル三日月」の大浴場だ。時価1億2000万円相当の黄金風呂(18金でできた浴槽)が盗まれた現場である。

   番組によれば、じつは黄金風呂はふたつあったそう。で、阿部が健在な方をリポート。「(浴槽の重さは)計80kgある」「極上の気分を味わえるというこの風呂、今までに10万人の方が入ったということですが…」。

   このあとの展開はじつに意外であった。「私も実際に入ってみたいと思います」と宣言すると、温泉リポーターに変身。シャツを脱ぎだし、水着姿で浴槽につかると、「あーきもちいい!」と叫ぶ。その姿はかなりホラーであった。

   なお、名誉のために記しておくが、阿部はただ風呂に入りに南房総まで行ったのではない。黄金風呂の周囲には人の動きを感知するセンサーが設置されていたのだが、犯行当時はなぜか作動していなかった。阿部は天井から伸びる配線の被膜が破れているのをめざとく発見、警察に確認したところ、犯人が配線を切断したとわかったらしい。大スクープである。

   あるときは名探偵、あるときは温泉リポーターと豹変する大活躍であった。

文   ボンド柳生
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中