2024年 3月 19日 (火)

「絶対に裁判員にならないでください!」

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   この制度が必要だとか、参加したいという声はほとんど聞かれないのだが、導入までもうあと2年に迫っているらしい。裁判員制度である。

   現在、東京地裁で行われている模擬裁判に合わせて、スッキリ!!スタジオでも同じ題材をめぐり、五人の怒れる男女が意見を戦わせた。お題は、女性が愛人の男を殺したケース。包丁を奪い合った末に刺したことが正当防衛になるかどうか、である。

   コメンテイターのさかもと未明は「正当防衛でない」と主張する。理由は「(加害者女性の)生き方が共感できない」から。「(さかもとは)絶対に裁判員にならないでください!」と良心的キャスターの加藤浩次が叫ぶ。

   さて正解は? 弁護士で元裁判官の八代英輝によれば、正当防衛は成立しない。懲役7年ぐらいになりそうだという。

   加害者の女は男から菜箸で攻撃されたあとで包丁を持ち出した。しかし、そのときには男の菜箸攻撃は終わっていて、危難は去っていた。また、犯行後、友人に電話で相談し、警察にすぐ通報しなかったのが悪い。これは犯人にとって「(男の)死が意外な事実」ではなかった証拠になるのだそうだ。

   とりあえず、人を刺したあとは、すぐに警察に連絡して、殺すつもりはなかったことを伝えましょう!?

文   ボンド柳生
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