「年金問題はさっさとカタつけてもらおうよ」
宙に浮いた5000万件の年金問題は、安倍内閣にダメージとなるか。JNN調査ではついに‘不支持59.4%’。「衝撃の数字」(みのもんた)となった。 またもや大危機!の柳沢厚労相は記者会見。国民に陳謝すると同時に、来年5月までの1年間に全件の照合を終える方針を明らかにした。
年金の符合などの作業はアルバイト任せだった。職員はチェックもしなかった――社保庁の元職員の告発を聞いてみのがイライラ早口。
「本当に1年でやれるんですかね。5000万件ですよ。1日13万件、1時間6800件ですよ。出来ますかぁ。本気でやるというのなら、さっさとカタをつけてもらおうよ」
その後がいけない。コーヤクだからシップに変えちゃダメ=公約と湿布のダジャレをいったつもり。誰にも笑ってもらえないから自分で笑ってごまかす。スタジオひんやり。
「参院選の争点は自民党にとって憲法より年金です。本気でやるしかないんです」川戸恵子が流れを戻した。
<年金・こんな人は要注意>ゲストの田中章二・田中年金総合研究所長が説明する。
(1)結婚、離婚して苗字が変わった人
(2)名前をよく間違えられる人
例えば山崎圭子という名前。ヤマザキ・ヤマサキなのか。ケイコ・ヨシコなのか。こうした読み方が混同しやすい人
(3)転職、脱サラの経験のある人
「転職した人は、まだ年金のことを考えない20代の方が多いですから、記載もれの可能性が高いですね」と田中所長。続けていう。
「5000万件のうち、7割から8割は問題ないと思いますが、あとの2割は物的証拠がないとむずかしい・・・」
強制加入のはずだったのに――スタジオからこんな声があった。それもこれもすべて政府と役人の不始末。いまさら遅い。「1年決着」の柳沢発言を追跡チェックしよう。どうカタをつけてくれるか。