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「コムスンのウラワザ納得できない」

   「こんなウラワザがあったのかと、納得できない」とテリー伊藤がかみついた。

   訪問介護最大手のコムスンの介護報酬不正請求で、厚生労働省は昨日6月6日、同社の新規指定や更新を向こう4年半認めないと決めた。ところが、コムスンの親会社グッドウィル・グループが、コムスンの全事業を同グループ内の別会社日本シルバーサービスに譲渡すると発表して、物議を醸している。

   不正が確認されたのは8事業所だが、同社は指定取り消し処分に先手を打つかのように8事業所の廃止届を出したため、厚労省は「処分逃れ」と判断。実質営業停止処分に等しいきびしい処分を出した。更新停止によって、2081か所あった事業所は年々減り、2011年度には426か所にまで減るはずだった。

   同社の介護を受けている人は約6万人といわれ、閉鎖による影響が懸念されていた。グッドウィルは新方針を、「介護サービスの継続と従業員の雇用のため」としているが、実質コムスンの事業が名前を変えて存続するわけだ。厚労省も「法律的には可能」としていて、現に介護を受けているお年寄りを考えると、きわめて微妙なところ。

   そもそもコムスンの不正請求額と指定をうるための手続きの不正は半端じゃない。

   「コムスンは初めから意図している。反省の色が全然ない。厚労省も譲渡はだめだよといった方がいい。ほかの会社が手をあげればいいんだ」とテリーはいうが、加藤浩次は「コムスンしかないところもあるんですよね」。