「コムスンを皆で叩いているだけでは…」

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   コムスンの介護福祉事業をめぐる不正問題。今朝は、テレビで"謝罪行脚"を続ける親会社、グッドウィルの折口雅博会長が生出演、現役のコムスン事業所の責任者への電話インタビューも交え特集した。

   番組は、「申請時の職員数の水増し」「処分逃れのための廃業届」など、リポーターがこれまで明らかになった不正の実態を分かりやすく報告する形で進められた。が、折口はこれらの不正に対し、あい変わらずウダウダと弁明するだけ。

   そこで現役の事業所責任者、Aさんが登場。「今年1月、会社が事業所の責任者を集めた会合の席上、これから100以上の事業所を立ち上げると指示された。現場としては、人員の水増しをしなければ絶対にできないと思った」「監査が入った時も足りない人数、足りない時間については本社から(水増しするよう)指示があった」と証言。

   折口の弁明は「指示の発信者が、(事業所)センター長か、支部長か、支社長か、本社の部長かなど、どの階層から発せられていたのか、会社の指示と言えるのかわからない。書類が残っていないというのも、ほんとに整理が杜撰だったのですよ」。

   しかし、番組が用意していた別のコムスン社員の証言。「お客から頼まれもしない過剰な介護をし、その分の報酬を受け取ったり、不正な申請をした書類を隠してしまう。これらはすべて会社の命令でやったことです」。

   たまりかねたゲストのピーコが「利益を上げようと、多かれ少なかれお尻を叩いたことはあったと思う。『ミスです』で押し込んでしまっているのは納得できない。テレビ局に出て、ただ頭を下げている意味がわからない」と手厳しい指摘。

   これにはさすがの折口の小声でボソッと「(証言は)本当だと思います。経営の稚拙さだと思います」。

   桜美林大教授の諸星裕は「ただでさえ介護は過酷な仕事です。でも最近の若い人は、本当に熱心に介護福祉に取り組もうとしている。最大手のコムスンはそうした職場をケアする責任がある。それを承知でこのありさま。若い人は介護福祉から離れてしまう」。この怒りは当然だ。

   ところが、キャスターの小倉智昭は、せっかく盛り上がった不正究明なのに、「24時間きてくれるのはコムスンだけというのは聞いています。皆で叩いているだけでは改善されません」と折口をかばう発言を。ようやく若い人の間で芽生えてきた介護福祉事業。このまま曖昧にしていては、介護福祉事業の将来に禍根を残すことになりかねない。

文   モンブラン
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