テレ東総会へ「怪気炎」あげる糸山英太郎

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エレキ君

在京キー局の07年3月期連結決算が出揃った(下記の表)。売上高はTBS、テレ朝、テレ東の3社が増収、フジと日テレが減収となった。

 売上高営業利益当期利益
フジテレビ5.826 (▼1.8)423 (▼16.6)248 (119.0)
日本テレビ3.436 (▼0.9)303 (  6.3)183 ( 33.8)
TBS3.187 ( 4.1)253 ( 54.4)132 (▼1.6)
テレビ朝日2.511 ( 0.7)136 (▼19.9)103 ( 8.8)
テレビ東京1.240 ( 3.6)44 (▼37.3)24 (▼45.4)
<単位は億円。カッコ内は前年同期比%。▼はマイナス>

テレビ君

唯一、増収増益になったのはTBS。「華麗なる一族」など"ドラマのTBS"復活を思わせゴールデンタイムの視聴率が18年ぶりに2位になった。年間視聴率3冠王のフジはスポットCMの減少が響いた。

アドバ君

CM収入の減少は(1)広告主のインターネット広告へシフト(2)消費者金融のCM自粛が背景にある。08年3月期も広告収入は上向かず、4社が営業減益の見通し。決算はともかく6月の株主総会が心配な局もある。TBSとテレビ東京がそう。

エレキ君

TBSは5月24日、株主総会の招集通知と議案書を株主に発送。これにより、株主に対する委任状の勧誘が可能になった。楽天はすでに委任状集めを展開しており、両社のあいだでプロキシーファイト(委任状争奪戦)が本格化した。

テレビ君

6月28日の株主総会ではTBSが買収防衛策の承認議案書、楽天は三木谷社長ら2人の社外取締役選任と買収防衛策導入の承認を厳格化するよう求める株主提案を提出。両社は、それぞれの可決をめざして株主囲い込みに懸命だ。

プレス君

TBSは「6割の安定株主は確保した」と強気で楽天の株主提案の否決に自信をのぞかせる。楽天は安定株主の切り崩しは困難とみて、TBSの防衛策の発動を"期待"。法廷闘争になれば勝てると判断しているようだ。

アドバ君

面白いのは双方の応援団の存在。日経産業新聞のコラム「眼光紙背」(5.25)は<(楽天は)ネット企業とはいえない状態になっている。それでも「ネットメディア企業を作りたい」というのだから、TBSとの事業提携より株保有にこだわるのもうなずける>。おいおい、日経はTBS支持かいな。

テレビ君

雑誌「諸君」5月号の巻頭コラムでは、徳岡孝夫氏がTBSの不二家に対する報道を取り上げ<TBSの手法をもってすれば誰でも悪玉に仕立てられる。(中略)おーい楽天。早く来て、この三流電気紙芝居を買い取ってくれ>。こっちは楽天支持。

エレキ君

テレビ東京は菅谷定彦社長が会長になって島田昌幸専務が社長になることが決まったが、テレ東の第2位の株主となった糸山英太郎元代議士のテレ東株主総会に向けての怪気炎は止まらない。

プレス君

糸山氏はこのレポートでも再三、指摘してきたように攻撃の矛先をテレ東の親会社の日経新聞に変えた。糸山氏のHPでは<東証の西室社長が日経新聞の極めてお粗末な報道ぶりを暴露していたが、全くそのとおりだ。杉田亮毅社長よ!この人事であなたの浅さが証明された。島田新社長には必ず挨拶にくるよう言っておいてくれ>と挑発していた。

テレビ君

糸山氏の挑発は品性に欠けるところがある。しかし、日経がメディア企業であることを承知の上で攻撃しているから性質が悪い。日経=テレ東は歯噛みするだけ。

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