日本型長寿企業の秘密に迫る(NHKスペシャル)
2007年06月12日06時23分
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(c)NHK
日本は、世界でも珍しい「長寿企業大国」だという。100年を越える歴史を持つ長寿企業が10万社以上ある。
例えば、寺社仏閣建築や、城郭・文化財建造物の復元・修理等を手がけている「金剛組」だ。「金剛組」の創業は飛鳥時代から。現存する世界最古の企業とされる。
なぜ日本では企業が長生きするのか――。研究者たちの調査によると、「決して"本業"をはずれない」からだという。会社を経営していると経営の危機が何十年かに一度襲ってくる。その時にそこから逃げ出さず、「世の中が変わったら、“本業”からはずれない中で、社会のニーズに合わせていく」ように努めるのだ。
"細く長く"経営を続ける長寿企業。その経営哲学は、mixiやサイバーエージェントが目指しているという「ビジョナリー・カンパニー」と通じるものがありそうだ。21世紀にも通用する「日本型長寿企業」の秘密に迫る。