「社保庁は全資料を国民に示してよ」

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   混乱さらに迷走。朝ズバッ!は連日にわたって宙に浮いた年金問題を斬った。

   みのもんたは「ほっとけない!情けない。社保庁は全資料を国民に示してよ」と声を荒げた。しかし、わめいて解決するような問題ではない。

   社保庁の年金相談フリーダイヤルにかかってきた電話件数は24時間で47万件。殺到したということは、国民的関心事なんてもんではない。切迫感そのものだ。だが、電話がつながったのはおよそ30人にひとりの17000件だった。

   番組スタッフのひとりは朝から電話した。「ただいま、回線が混みあっております・・・」午後も掛けっ放しだったが、結局はつながらなかった。焼け石に水、電話は不通。

   「正直驚いた」と社保庁。いまさら何よ、といいたくなる。さっそく端末付きの席数を増やすべく<時給1050円で民間人オペレーター募集>・・・最初から混乱するのを想定していなかったのか。自分たちだけで処理すると過剰労働になるから民間のアルバイトに応援を頼むのかい。推測してしまう。

   電話がダメなら・・・レポーターの米田やすみは直接、社会保険事務所に出向いた。待つこと2時間。

   「はい、わかりました。年金記録台帳のわかりにくさが、わかりました」

   細かい文字は数字とローマ字の羅列だ。スタジオでは拡大して見せたが、みのも「さっぱりわからん」

   「それもそのはずなんです。年金台帳は専門家でなければ読み取れないんです」

   それに――と米田やすみ。「この台帳は、お願いしなければ見せてくれません」

   こんな状況で「全資料を国民に示せ」と怒鳴っても・・・やりきれない思いが、いつの間にか朝一番のムカムカ症状になる。

文   初代不良家
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