2018年 7月 20日 (金)

「息子さんに促されてやっと…」

印刷

   豚肉入り牛肉ミンチを出荷した会社の記者会見。それまでの社長の言い分は「自分は(消極的に)許可を与えただけ。偽装を主導したのは工場長」。しかし、この会社、どうやらワンマン経営らしいと知った取材陣は、本当は誰が指示したのかを厳しく追及する。

   そうして板挟みになったのが会見に同席した工場長である。「社長は工場長に(混入を)相談されたと言っているが…」と質問されて、無言。メガネはずり落ち、目はうつろ。顔には霧吹きでかけたのかと思うほど大量の汗が浮かんでいた。

   容赦なく取り調べを進める報道陣。「法的なこともあるので、事実を言ったほうがいい」などと誘導され、工場長は落ちた。「社長に言われました」とボソリ。

   それでも社長は指示を認めない。すると、取締役である社長の長男が「ちょっと(カメラを)止めてもらってもいいですか」と言い出す。もちろん、正義のスパモニが止めるわけがない。長男は「やったことはやったと言ってください」などと父親に促した。そして、ついに社長も指示を認めることとなった。

   赤江珠緒キャスターは「(社長は)息子さんに促されてやっと認めたんですね」と呆れ顔だったが、こちらは何だかほっとした気分でいた。社長と息子のやりとりは「とんだ茶番劇」と笑い飛ばすにしても、あの工場長の表情だけは「死」を感じさせるほど、迫真に迫っていたのだ。

文   ボンド柳生
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • スマホでわかるGDPR入門セミナー ~あなたの会社、準備は大丈夫ですか?~

  • 企業承継と相続対策セミナー 弁護士は見た!「社長が認知症に!? 悲惨な現実と対応策」

  • 「"無期転換ルール" あなたの会社は大丈夫?」 ~これからでもできる!企業のリスク回避術~

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中