蓮池薫さん激白「今も北にウォッチされている」

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   鳥越俊太郎の「今、この人に会いたい」に拉致被害者だった蓮池薫さんが登場。初の単独インタビューということだったが、きっかけはPR。

発言が慎重ですね

   翻訳者として活躍している蓮池さんが10冊目に手がけた本「私たちの幸せな時間」が映画公開されるタイミングのTV出演だった。「どうしても話しておきたいことがある」といった理由ではなかった。

   「とにかく泣けてくる映画です」ジャーナリストであってもTV出演に軸足をおくと芸人と一緒になる――まず映画の宣伝ありきでヨイショの鳥越俊太郎。

   蓮池さんは「拉致問題が進展しないこの時期に、当然帰ってくると信じて・・・」単独インタビューに応じたと自然体で語る。

   「つらかったですね。将来が見えない。きつい・・・きつかったです」
   「発言が慎重ですね」(鳥越俊太郎)
   「もちろんです。ここでの発言はいまも北にリアルタイムでウォッチされています。まだ残っている人がいますし」(蓮池薫さん)

   拉致されていきなりノートとペンを渡されて「朝鮮語を勉強しろ」。フツーのロックが好きな若者だった中大生には他の選択はなかった。不本意ながらやらざるを得ない。22年間の北朝鮮での強制生活。「向こうは情報を得たかったんですよ」北の職業は――社会科学院民俗研究所資料室翻訳員。

   2002年に帰国後は、失われた時間をとり戻すことと母国での自立に懸命だった。母校の通信制に復学、新潟産業大学の非常勤講師、そして朝3時起きで翻訳の仕事を始めた。自立をめざして。今回が10冊目となった。息子は大学院生と大学生。

   ふたりで神田古本屋街を歩く。かってのアイドル本があった。「懐かしいなぁ」天地真理、麻丘めぐみ、伊藤咲子・・・「やっと悲惨な時間から希望が見えるようになりました」。かっての仲間とバンドを再開しようと盛り上がった飲み会の夜もあったという。

   「拉致にはぼくなりの判断で協力していくつもりです。それと、ニホンと北の架け橋になればと・・・」カメラは胸のブルーバッジをズームアップした。

文   初代不良家 | 似顔絵 池田マコト
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