「刑務所のほうが楽しい」知的障害犯罪者のホンネ

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   「あっち(刑務所)が楽しかったと言われると、どうしようもない」とキャスターの小倉智昭が嘆いた。今朝の『とくダネ!』が特集した、犯罪歴のある知的障害者の話だ。

楽しかったと言われるとどうしようもない

   大阪・八尾市で今年1月17日午後、3歳の男児が知的障害のある男に歩道橋から落とされて死亡した事件があった。厚労省がこのほど、こうした知的障害者の犯罪の問題点についてまとめた。

   それによると、現在7024人の受刑者のうち410人が知的障害者。このうち再犯者は285人で、その半数が刑務所を出ても「帰る場所のない」受刑者という。番組は九州のある施設で暮らす50歳代の女性を追った。

   この女性は中学を卒業したあと就職して結婚もした。だが、その後離婚と同時に生活の道を絶たれ、ホームレスになった。そして生活苦から窃盗を繰り返し、刑務所へ。出所した現在は、施設に入りながら清涼飲料の缶を洗う仕事に従事している。

   施設で暮らし、仕事もある今の生活は恵まれているようにも思えるが、女性は「あっちの方が楽しかった」という。住む場所があるとはいえ、現実社会での厳しい生活に比べると、刑務所生活のほうが境遇の似た仲間との談笑など、楽しい思い出が残っているのかもしれない。

   こういう人たちが「公的」サービスを受けるには「療育手帳」を取得する必要がある。現実は取得がなかなか難しく、持っている人は全体の6%足らずという。この女性は今週初め故郷の大分に帰り、面談など取得の手続きを行った。

   VTRを見て、小倉も「それにしても、こういう放っておかれる人がいかに多いか…」とため息をついていた。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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