科学は「ハリケーン」を制御できるか?(ハイビジョン特集)
2007年07月13日14時20分
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(C) BBC
毎年、世界中で大被害を出すハリケーン。その経路を変えられないか。一見無謀に見えるこの研究が、今、現実のものになろうとしている。
科学者たちは1950年代から、気象を操作する研究に取り組んできた。当初は現実性がなかったが、コンピューター・シミュレーション技術やカオス理論の発展で、ハリケーンの発生メカニズムが解き明かされている。現在では、進路変更は理論上可能だと考えられている。
今回ハイビジョン特集で放送するのは国際共同制作番組「スーパーストーム」。7月17日から19日まで3夜連続の放送で、近未来の気象操作の可能性と限界を描き出す。各回はドラマ部分(各60分)とドキュメンタリー部分(各30分)で構成され、CG合成技術を駆使したダイナミックな映像を駆使し、気象操作の最先端の研究を伝える。