2018年 7月 19日 (木)

地震で生活一変「昔に戻ったと思えばいい」

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   3日目の朝を迎えた新潟中越沖地震。その被害の全貌が徐々に明らかになってきた。今朝の『とくダネ!』は昨日に続きレポート。極限状態に達している避難生活や、被害が集中した柏崎市の独特な地殻構造、大気への放射能漏れまであった柏崎刈羽原発の想定外の事故などを追った。

たくましいですね

   被災地を襲った無情の雨、湿気、停電、水不足・・・過酷な避難生活だ。そこへ前夜の雨でさらに土砂崩れが発生し、3世帯4人が取り残されているという情報が入った。

   そんな中で大村正樹リポーターが、かろうじて倒壊を免れたものの、電気も水もない一人住まいの老女を取材した。高橋セツさん(87)。

   高橋さんは「昔の暮らしに戻ったと思えばいい。食事?薪ストーブがあれば何でもできる」「電気はつかないが、お天道様が出れば不自由はないよ。ただ、水だけは骨が折れるなあー」。小倉キャスターは「たくましいですね」と感嘆。やはり年を経た女性はやわでない。

   ところで全壊した343棟のうち307棟が柏崎市に集中した。番組では、原因を探るために国土地理院の調査班に同行取材した。それによると、独特な地殻と強い潮風が被害を拡大させたことが明らかになった。

   独特な地殻とは、地下水を多量に含む軟弱な沖積層であることだ。道路がいたるところでめくり上がっているのも、軟弱な地盤のために液状化したのだという。そのうえ、このあたりは強い潮風が吹くため、トタン屋根などは使わずに重い瓦屋根を使っている。家屋の上下のバランスを欠いていたことも全壊が多かった理由とみられている。

   最後に番組は、スタジオに生出演した元原子力研究所研究員の舘野淳氏を迎え、次々にトラブルが明るみに出てきた東京電力の柏崎刈羽原発を取り上げた。

   まず舘野氏はあきれ顔で「火災が起こって現場に誰もいないというのはどうも…。自分の家が火事になっているのがわかっていて、誰もいないということはあり得ない」と苦笑した。

   また、小倉が「発電所で停電とは?」との疑問に「絶えずポンプを動かして燃料棒を冷却していないと、チェルノブイリ事故のような大変な事故になる。自家発電装置があるはずですが…」。

   今回の地震で原発をめぐる様々な問題が噴出した。かつて隠ぺいが指摘された東電に任すのではなく、早急に、徹底した政府の調査とその結果についての情報開示が求められている。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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