新マチベン~オトナの出番~
2007年07月23日06時40分

(c)NHK
横ジイ曰く「人生でやり残したことにどう決着をつけるのか」が、ドラマ「新マチベン」のテーマだ。「マチベン」とは、町医者のような弁護士のこと。シリーズ第2弾となる「新マチベン」では、弁護士としては新人だが、人生経験は豊かな3人の男たち(渡哲也、石坂浩二、地井武男)が難事件にぶつかっていく。
第5話となる今回は学校が舞台。落ちこぼれ高校といわれる私立高校に爆破予告が届く。予告はいたずらだったがすぐに警察が動き、威力業務妨害罪で同校の生徒・杉山が逮捕された。杉山は数ヶ月前にも放火事件を起こしており、同じ生徒が逮捕されたことに、校長の大滝(上田耕一)や担任の新庄里美(室井滋)は責任を痛感していた。
学校側はメディアの激しい取材攻勢にも困惑し、元新聞記者だった新米弁護士・徳永源太郎(渡哲也)に対応を依頼する。大滝校長は、世間を騒がしてしまったことを詫びるため記者会見を開きたいと主張するが、マスコミの怖さを知る源太郎は、杉山が罪を認めていない段階で会見をすべきでないと訴える。だが、校長の熱意に押し切られる形で会見を認めてしまい……
シリーズ第1弾で脚本家の目標である「向田邦子賞」を受賞した井上由美子は、この「新マチベン」と並行して、フジの月9ドラマ「ファースト・キス」の脚本も書いている。シリアスな本格ドラマと軽いタッチのラブコメディ。対照的な2つのドラマを見比べてみるのも面白そうだ。