2024年 3月 29日 (金)

バカ親急増!教師は「訴訟保険」で対抗

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   あきれ返る<保護者=親>の手に負えないクレームに教育現場は混乱している。

わが子のことしか考えていない!?

   わが子はゼッタイ正義。すべて先生が悪い。理不尽、荒唐無稽なクレームをつける。モーレツ攻撃を受ける先生たちは「発病」「辞職」「自殺」に追い込まれている――あまりの理不尽な保護者の言動に、学校の先生たちはついに自衛策をとった。

   スパモニはこの難問に長い時間をかけて話しあった。

   跋扈する"モンスター・ペアレント"(怪獣バカ親)の"トンデモ実態"をいくつかあげてみよう。

   ・卒業式を前に基準服の半ズボン、スカート着用を指示したら「うちの娘に対するセクハラだ。児童虐待だ」と法務局に訴えた。
   ・クルマや学校に落書きをした子どもに注意したら「字を書く勉強をしてんだ」
   ・男の子の隣りに席替えをしたら「悪い虫がつく。不純異性交遊になる。だから子どもを学校に行かせない」
   ・運動会の組体操で先生が崩れないように女子に手を貸したら血相を変えて「セクハラだ」

   ・・・こんなナンセンスな"モンスター・ペアレント"の横暴なケースは無数無限にある。あきれて果てて笑ってしまう。

   だが現場をあずかり、対応する先生にとってみれば笑うどころか地獄だ。怒鳴られ、こづかれ、毒づかれその果てに「提訴する!」――

   「いまどきの親はわが子のことしか考えていない」(赤江珠緒)
   「ぼくも中学の教師をしたことがあるけど、親は自分の価値観がゼッタイだと信じているから始末が悪い。親を教育しないと」(漫画家、江川達也)
   「こんな親を持った子どもが、そのまま成長していくのも問題」(吉永みち子)

   困り果てた先生たちは自衛の策に出た。口コミで急激に広がった「訴訟費用保険」に続々と加入。何らかのトラブルに巻き込まれて訴訟になった場合、数千万円の補償金が出る保険だ。東京都の場合、ほぼ3分の1の教師が加入している。

   「悲しいですね。でも、自分ひとりではどうにもならないケースが実際にあるんです」(あるベテラン教師)"モンスター・ペアレント"のおぞましい実態は実に深刻な問題だ。

文   初代不良家| 似顔絵 池田マコト
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