2024年 4月 18日 (木)

中越典子、原作のイメージ通り!「居眠り磐音」

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   平成の大ベストセラーといわれる佐伯泰英の「居眠り磐音」をドラマ化した時代劇「陽炎の辻」がNHKで始まった。佐伯作品をほとんど全部読んでいるので、これも「どんなものかな」と思って、1回目を見てみた。

   こういう場合、本で先にイメージができてしまうと、映像化されたときに「なにか違うなぁ」と思うことが多い。でもこのドラマは「原作に忠実に」という意図がはっきりしていて、全然外していなかった。佐伯泰英はもともと闘牛のカメラマンだった人で、文章もすごく視覚的なんだけど、その世界がうまく表現されている。

   主人公の磐音の役をやっているのは「新選組!」の土方歳三役で有名になった山本耕史だが、ヒロインのおこんを演じている中越典子はよく知らなかった。おこんは下町のおきゃんな娘で、磐音に思いを寄せる重要なキャラクター。おこんを誰がやるかが気になっていたんだけど、イメージにバッチリでとてもよかった。

   強いて文句をいうとすれば、チャンバラのシーンがちょっと情けない。チャリン、チャリンと音がちゃっちい感じなのだ。剣豪の話なんだから、もう一つなんとかならないものか。それが残念といえば、残念。

   でも、さすがNHKは大河ドラマをやっているだけあって、時代劇はいい。江戸っ子の人情味が豊かなところが魅力の「居眠り磐音」の世界をどう見せてくれるか。全11回ということなので、これからが楽しみだ。

      陽炎の 辻に人情の 花が咲き

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中