50年後の「医療」ってどうなるの?(世界のドキュメンタリー)
2007年08月08日06時57分
0

(C) ZDF/Marc Schubert
50年後、私たちは一体どんな暮らしをしているのだろう?
ドイツの公共放送ZDFでは「医療」「都市生活」「エネルギー資源」の3分野における近未来の姿を予測する番組を制作した。今回、「BS1」でその映像を3夜にわたり放送する。第1夜の8月8日は「50年後の医療」。最先端の医療研究のルポとシュミレーションドラマを通して「未来の医療」を紹介する。
注目すべきは3点。
(1)コンピューターが人間の健康を管理する。体内や衣服の繊維に織り込まれたセンサーとチップが、心拍数、血液成分、脳波の状態など測定する。人の健康データは24時間モニターされるのだ。
(2)人工臓器がさらに進化する。アメリカの研究者の最先端の技術を紹介。インクジェットプリンターの技術を応用し、インクの代わりに細胞組織を立体的にプリントするとで、人工臓器を作る装置を披露する。
(3)手術ではロボットが執刀する。医師は目の前の空間に浮かんだ3次元のバーチャル患者に対し模擬手術を行う。すると、実際はロボットが執刀することに!
マンガやSF映画の中で空想されてきた「未来の医療」が半世紀後にはどうやら実現していそうなのである。