2024年 4月 20日 (土)

「観客少ない」世界陸上「なぜ小中学生を招待しないのか?」

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   「陸上競技連盟には考えをあらためてもらわないと、日本の陸上はよくならない」。元陸上少年の小倉智昭がオープニングトークで、大阪で開催中の第11回世界陸上選手権の運営にきついひとこと。

入場料が高すぎる!

   昨日8月26日は陸上の花、世界最速を決める男子100メートル決勝が行われたが、日本のエース、朝原宣治は決勝に残れず「すみません」と涙を流した。

   小倉が黙っていない。「なんで彼があやまらなければいけないの? (400メートルハードルで敗れた)為末選手も『もうしわけない』といっていた」「朝原も予選の走りをしていれば、決勝に残れた。それができなかったのは、プレッシャー。陸上競技の層の薄さの問題だ」と言い切る。

   小倉が言いたいのは、世界陸上だというのに、バックストレートにどれだけの観客がいるか。「テレビをみればわかる。観客が少ない。入場料が高すぎる。陸上を伸ばす基盤ができていないんだ」というのだ。

   小倉は東京オリンピックの話をもちだした。聖火をもって走った1人だが、陸上競技の入場券が売り切れで買えなかった。すると1日だけ、少年たちを招待してくれた。それが、いまも陸上を愛する気持ちにつながっているんだと。

   さきごろ、東京・丸の内で為末選手らがやった陸上のパフォーマンスは、大阪世界陸上の観客を心配してのことだった。「彼らが心配するなんて、おかしいでしょう。だから、なんで大阪で小中学生を招待しないのか。陸上は凄いんだと、まず見せなくては」

   スポーツの順番ではたしかに陸上はマイナーだ。少年たちはまず野球やサッカーに飛びつく。あれらのなかに逸材が隠れている可能性が‥‥。小倉の気持ちもよくわかる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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