2018年 7月 22日 (日)

舛添厚労相もご立腹? 厚労役人「たかり」の数々

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   「うらやましい親戚をもった人のお話です」と、笠井信輔が口火をきった。厚生労働省の局長が、親戚の社会福祉法人の前理事長から、高級車や現金数百万円をもらっていたが、どちらもいけないこととは思っていなかったーー。ん?

親戚だからといっても、世間はそうはみないね

   受け取っていたのは、先週金曜日に退職した九州厚生局長の松嶋賢氏(59)。渡していたのが、大阪・枚方市の社会福祉法人「枚方療育園」の山西悦郎・前理事長(80)。妻がいとこ同士という関係だが、贈答の内容がすごい。

   高級車が計3台。現在のはセルシオで譲渡時の価格が400万円。「買い換えるからいらない」ともらったのだと。最初が92年「退院祝い」、次が01年でキャデラック(ともにすでに廃車)。ほかに、新築祝いだリフォームだ餞別だと、数百万円単位で受け取っていたらしい。

   2人の公的な関係は、認可・監督する側とされる側だ。当然ながら、「便宜をはかったのではないか」と疑惑がもたれるところだが、松嶋氏は「生活水準が違うから」「公と私は区別している」と悪びれた様子もない。たしかに片や法人資産360億円ではある。

   松嶋氏は、いわゆるキャリアではないが、04年ノンキャリで初めて障害福祉課長に就き「ノンキャリの星」といわれたやり手。この前後に山西氏の11か所の施設のうち4つに、計10億4100万円の補助金が出ている。しかし、松嶋氏は「地方から上がってきたものに印をついただけ。いちいち見てない」という。

   小倉智昭は「一方はお金持ち、一方はお役人。親戚だからといっても、世間はそうはみないね」という。とくに、松嶋氏の退職が微妙だ。「国家公務員倫理法」は、親族間のやりとりもダメとなっているのだが、適用されるのは、現職だけだ。氏は1週間前に、定年まで1年を残して辞めているのだ。

   実はこの法律も、10年前の厚生事務次官の汚職事件がきっかけでできたもの。年金の「グリーンピア」もそうだが、厚労省には補助金をネタにした汚い噂がたえない。国の金にたかる構造は、法律くらいで変わるものではなかろう。

   小倉も「立件するのは難しいんだろうか。補助金もらったら、1000万単位のバックがあってもおかしくない」というのだが。

   頼みのひとつは、先に就任した舛添厚労相だ。この話には相当頭にきているらしい。これまでと違うところを見せるチャンスにするかもしれない。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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