「銅」土佐にみのもんた「イケメンだよね~ご主人」

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   大坂・世界陸上最終日の9月2日、気温32度という過酷なマラソンで、土佐礼子が銅メダルを獲得した。それも、一度は先頭集団から脱落しながらの巻き返し。トレードマークの泣きそうな苦しい表情になってからが強い。これが日本選手唯一のメダルになった。

どこから、そんな体力やスタミナが出てくるの?

   現場ではカメラが、声援を送る夫の啓一さん(33)や両親にも密着して、沿道を共に走り、電車を乗り継ぎして追った。コースを先回りしては要所で「れいこ~、がんばれ~」と叫び、観衆をかきわけて走る姿が印象的だった。

   その土佐が、大阪のスタジオから中継でナマ出演した。

   「おめでとう」とみのもんたのテンションが一気にあがる。「イケメンだよね~ご主人」

   だが土佐は「そうですかぁ?」と笑うばかり。スタジオも大笑い。

   「最後ご主人が凄い勢いでどなっていましたが、聞こえた?」「聞こえました」「元気が出た?」「‥‥かどうかはわからないですけど、今日はいいところにいるなと」

   土佐は39キロ地点から5位に落ちた。「遅れましたよねぇ」とみの。「もうだめかな、でもまだ(距離が)あるからいけるか、というのと……」

   「4位になったときは苦しかった?」「苦しかったですね。前の人、落ちてこないかなとか考えたりして」。そして、40キロでついに3位にあがる。

   「どこから、そんな体力やスタミナが出てくるの?」「何でしょう。キ・リョ・クですかね」

   啓一さんはレースのあと、「本人の日々の努力、妻を尊敬しています」と語ったが、みのはわざわざフリップに作って見せて、「わたしと同じだ」と、どうやらこのギャグがいいたかったらしい。むろんスタジオは爆笑だ。

   土佐はこれで、北京五輪代表が内定したが、残り枠は2つ。アテネ金メダルの野口みずき、シドニー金の高橋尚子などが、し烈な争いを繰り広げることになる。

   にしても、土佐の苦しそうな表情をみていて、かつての「人間機関車・ザトペック」を思い出した。彼も苦しい顔になってからが強かった。見ていてもせつなくなるような、それでいて強い、そんな選手が少なくなった。ちょっと、古すぎたかな。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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