休みなく働く「助産師」支えるものは何か?

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   夏休みが間に入り、久しぶりの放送となる「プロフェッショナル 仕事の流儀」。今回のゲストは助産師・神谷整子。助産師とは、助産院や自宅で出産の立ち会いを行う、「出産のお手伝い」のプロフェッショナル。過去には産婆さんや助産婦と呼ばれていた仕事だ。

    赤ちゃんを生むタイミングが選べない以上、助産師に完全な休みの日はない。昼も夜もなく神谷の携帯には連絡が飛び込む。今回のスタジオ収録があった日も1件、自宅出産を手がけてきたのだという。

   慌ただしい仕事だが、神谷を支えているものは何なのか。

   「好きだという気持ちかもしれないですね。お母さんと赤ちゃんの笑顔に報われることが多いからです。なかなか人に見せるところではないじゃないですか。その部分に一番入っていける仕事ってそうそうないじゃないですか」

   番組中、真夜中に2件同時の自宅出産を手がけている様子が放送された。横浜と三軒茶屋、常に連絡を取りつつ行き来する神谷を見て、「好き」の範疇を超えたもっと大きいものが神谷を動かしているように思えた。その「大きなもの」が自分の中に住み着くことが、プロフェッショナルの条件なのかもしれない。

   話は変わるが、いまの日本で自宅出産で生まれる赤ちゃんの割合は0.2パーセントだという(05年データ)。ほとんどの赤ちゃんは病院などの施設内で出産される。最近雑誌で、「ファッションとしての出産?」という記事を読んだが、ファッションにトレンドがあるように出産にもトレンドがある、らしい。妊娠期間の過ごし方や産み方、育て方はトレンドに左右されるのだという。デミ・ムーアなどいわゆる海外セレブの間では自宅出産がブームのようだ。プライバシーが守られるという理由やロハス志向の広まりがその背景にあるらしい。

   出産・子育てがファッションと同じベクトルで語られることについては「?」だが、自宅出産というのは生まれてくる赤ちゃんにとってもいいことのような気がする。大きくなったとき、自分の家で生まれたことを知ったら、何かしら感慨深いものを感じるはずだ。

   ※NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 「神の神秘によりそって~助産師・神谷整子」(2007年8月28日放送)

文   慶応大学・がくちゃん
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