塚地「裸の大将」目が生きていなかった

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   放浪の画家・山下清が主人公のドラマ「裸の大将」が約10年ぶりに復活した。9月1日にフジテレビで放送された新・裸の大将。主演はドランクドラゴンの塚地武雅だ。

   裸の大将といえば、3年前に亡くなった「先代」の芦屋雁之助のイメージが強い。どうしても雁之助と比べてしまう。塚地もがんばってはいたが、一本調子な感じがしたし、目で芝居ができていなくて、目が生きていないように感じられた。

   作品全体としてはしっかり作ってあるんだが、単純にキャラが似ているというだけで主役にするのは無理がある。塚地にはちょっとかわいそうな気もした。

   名作と呼ばれる作品を、前作以上に立派なものにするのはとても難しい。

   今年映画にもなった「西遊記」にしても、香取慎吾や深津絵里を、マチャアキや夏目雅子と比較して「チャチっぽいな」と思ってしまう。8月末に放送された「私は貝になりたい」も、中村獅童は「初代」のフランキー堺に比べて「まだまだだ」と感じてしまう。

   名作の場合は、出来がよいだけにそのシーンをよく覚えている。山下清のような強烈なキャラの場合はなおさらだ。新しい裸の大将には「二番煎じの悲哀」を感じずにはいられなかった。

      名作は まぶたの底に 生きている

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