たけしの「死ね」に東国原知事「健康でございました」
宮崎県のセールスマンは相変わらず多忙だ。9月5日は東京・日本橋の高島屋のイベントで「宮崎県に来っくやんせー」県産品をPRした。
ぺこぺこする知事にお客さんが一様に声をかける。「体調に気をつけてね」人間ドックで見つかった甲状腺腫瘍――タレント並みに話題になった。
午後には宮崎に舞い戻り、記者会見。16日に50歳の誕生日を迎える知事は「結論から申しあげます」と淡々と報告した。
「甲状腺腫瘍は良性ということでした。いまのところは放置しても大丈夫ということです」半年後の再検査が必要とされたが、手術の必要はないとのことだった。
結節性甲状腺腫=のどぼとけの下方にある甲状腺にできたしこりの名称。悪性の甲状腺がんなどと区別する時に良性の意味で用いられる・・・
「馴れない仕事と生活環境が変わったので、自分では認知していなかったストレスがたまっていたのかなぁ、と」
多忙プラス話題の提供にもコマメな知事。応援団長はやはり、元の親分であるビート・たけしだ。
ベネツィア映画祭から帰国したときはまだ検査結果は出ていなかった。成田空港で東国原知事の病気の質問を受けると
「死ねって言っておいて」・・・
さらに質問。悪性だったら?・・・
「お祝いする」(笑)
「いかにもたけしさんらしい毒舌エールです」(笠井信輔アナ)
ブラック・ユーモアでもここまでやれば凄味がある。
対して東国原そのまんま知事。見事に応答した。
「ご期待に添えなくて申し訳ございません。健康でございました」
健康面やら「再婚話」などなど、ワイドショー向きのネタの提供者としても忙しい。