「人が人を愛することのどうしようもなさ」
シャロン・ストーンもびっくり「喜多嶋舞」の大胆ヌード

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   今から40年近くも前、青春スター、内藤洋子にCMに出てもらうために東宝へ通い(その頃は東宝専属女優)、鎌倉の木立に囲まれた内藤医院に何度も足を運んだ。陽子さんの父親は小さな病院の院長さん、お母さんはいつもニコニコしてお茶をだして下さる方だった。現場でも笑みを絶やさず、マーガリンのCMで小さな子供と一緒に楽しそうに演じてくれた内藤洋子。突然CMを降りてLAへ行き結婚してしまった。

(C)2007東映ビデオ・オービー企画
(C)2007東映ビデオ・オービー企画

   その娘が喜多嶋舞。35歳になった。顔は似てないでもないが、母親の方がより美人で可愛い。それにスタイルは胴長短足でやや太目。裸になると胸は標準より大きいが40女のように垂れており、ヘアーは両端を剃って鑑賞用に整えている。

   石井隆監督は日活ロマンポルノ時代、水原ゆう紀の「天使のはらわた」シリーズ以来、大竹しのぶ「死んでもいい」、余貴美子「ヌードの夜」、夏川結衣「夜がまた来る」と主人公の名前は連綿として「名美」だ。この「人が人を愛することのどうしようもなさ」で喜多嶋も、名美という女優に扮する。

   映画は、ジャーナリスト葛城(竹中直人)のインタビューに対して、女優、土屋名美(喜多嶋)が撮影中の作品を語るという形式で進行する。彼女が出演している「レフトアローン」という映画の中に劇中劇として2本の映画が挿入される。何れも現在の夫であり人気俳優の洋介(永島敏行)が共演している。夫とその浮気相手の新人女優(美景)のベッドシーンもあるが、名美の頭の中では現在浮気をしている夫と映画の中の夫の区別がつかなくなる。そんな名美を、マネージャー岡野(津田寛治)は献身的に守ろうとする。

   喜多嶋が裸を見せるシーンが映画の半分位もある。特に夫に欲求不満で深夜の山手線に乗り、向かいに座るアベックに下半身を開いて見せる場面には驚かされる。ヘアーなんて生易しいものじゃない。ロウアングルで正面から大股開き。シャロン・ストーンも真っ青だ。病院の屋上のシーンでは、全裸のまま縛られた喜多嶋が、背中から浴衣のヒモを股に通して割れ目に食い込ませ、自分の口で引っ張りオーガズムに達する。その部分は流石に映倫に触れるので光を当ててある。「本当かよ!」シーンの連続。

   石井監督の前2作の「花と蛇」の杉本彩は大胆だったがヘアー止まり。喜多嶋より年上でも結構興奮させたのはスタイルが良く美人だったからだ。スタイルが悪く余り美人でもない喜多嶋では大胆演技にかえってしらける場面もある。新人女優でモデル上がりの美景のヌードは出番が少ないが初々しくてエロティックだ。

   全裸シーンの撮影風景はどうなっているのだろうという興味はいつもある。劇中劇のベッドシーンではそれを見せてくれる。美景は全裸でヘアーが見えるが、永島はガムテープでアソコをびっしりカバーしている。男は見せなくても良い。

   映画は最後に大ドンデン返しがあるが、ストーリーを追うよりも、どうしたら喜多嶋の裸を色んなシチュエーションで見せようかと腐心している。夫を誘うストリップ、庭で一人のオナニー、売春婦になってSMやコスチュームプレイ、喜多嶋の全裸とヘアーを色んな角度から眺めさせてくれる。それだけの映画だと思えば良い。

恵介
オススメ度: ★★☆☆☆
「人が人を愛することのどうしようもなさ」
2007年日本映画、1時間55分、2007年9月8日公開
監督・脚本:石井隆
出演:喜多嶋舞 / 津田寛治 / 竹中直人
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