欽ちゃんチーム、日本一「安倍総理も見習わないと」
やったぜ欽ちゃん、まさかまさかの日本一。
茨城ゴールデンゴールズが昨日(9月10日)の決勝で強豪NOMOベースボールクラブを破って、278チームの頂点に立った。結成3年目の快挙だ。その萩本欽一監督と選手たちがユニフォーム姿でスタジオへやってきた。
用意されたくす玉を割って、「おめでとう! 初優勝!」と拍手に包まれた。持ち込んだ「第32回 全日本クラブ野球選手権大会」のトロフィーに、欽ちゃんは「これいただいちゃって。ありがとうございました」。みのもんたがちょっと持ち上げて「重いんだ」に、「歳とってんだから、無理しないで」と欽ちゃん。
地域に密着した野球で夢を、と球団を結成したのが2005年。マイクを持ち込んでスタンドと交流する「欽ちゃん方式」で大いに話題になったが、05、06年ともに、準々決勝で敗退。06年には選手の不祥事で解散の淵に立たされもした。
今年こそはと臨んだ今大会も、準々決勝で9回まで3点リードされて敗色濃厚だったが、ここで奇跡の逆転。昨日も準決勝を9回逆転で勝ち上がり。決勝では、ボストン・レッドソックスの松坂投手から贈られた「レッドソックス」に履き替えて、余裕の4対0で日本一の座についた。
欽ちゃんも選手もスタンドも、もう涙、涙‥‥。監督の胴上げ、バンザイのあと、欽ちゃんはお客さんとも抱き合って喜んだ。
「ウイニングボールを、欽ちゃん、と一番にオレにもってきてくれるんだ。ふつうならポケットへしまうところを。みんな欽ちゃんのためにやってくれてんだと。それが幸せで」と欽ちゃん。「スタンド行って一緒に泣いちゃった。おばちゃんたち、いつもいつも来てくれて」
みのが「欽ちゃんが『野球どうしようか』と言ってるとき、オレ言っちゃった。『なに考えてんの?』って。それを偶然見ててくれて、スタジオに来てくれて」というと、「ホントありがとうね」
チームの紅一点、片岡安珠美選手が監督に手紙を読んだ。「監督は、自分のためではなく、だれかのためにやるんだといっていました。応援してくれた人たちにやっと恩返しができました。欽ちゃんありがとう」
「しあわせが、大きく心に伝わりました。歳をとると、人のやさしさを見ると、涙もろくなるの」と、欽ちゃんもホロリ。すかさず、みのが「次の目標は?」と聞くと、「ずうずうしく、大きいところへまた飛んでいくよ」
みのがまた、悪のりで「この快挙、安倍総理も見習わないと」というと、さすが欽ちゃん。サッとカメラを向いて「安倍総理、よろしく‥‥わからないじゃない」とぼけてみせた。いよっ、千両役者!