2024年 4月 18日 (木)

「安倍辞任」新聞社説 「解散・総選挙か、政権安定か」で真っ二つ

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   新聞記事をボードに貼り付けてニュースを追うのは、朝のワイドでは定着した手法だが、珍しく在京6紙の社説を並べて激論。テーマは、「安倍辞任」を新聞がどう見るか。

安倍さんが解散・総選挙やりますといったら変わる?

   ◇ 朝日 「あきれた政権放り出し 解散で政権選択を問え」
   ◇ 毎日 「国民不在の政権放り投げだ 早期解散で混乱の収拾を」
   ◇ 読売 「安定した政治体制を構築せよ 大連率も視野に入れては」
   ◇ 産経 「国際公約果たす態勢を 稚拙な政権運営をただせ」
   ◇ 日経 「突然の首相退陣 政局の混迷を憂慮する」
   ◇ 東京 「下野か、衆院解散か、だ (安倍首相退陣へ)」

   安倍辞任について、新聞各紙が持っているデータは同じだが、現自民政権をどうとらえるか、今回はまたテロ特措法をどうすべきかで、論は変わる。大きな政治問題ではこのところ常に3対3に分かれる。

   毎日新聞の岸井成格が「選択肢がよく出たなと思う。解散しろといってるのが、朝日、毎日、東京。政治の空白を避けてなんらかの安定策を、というのが、読売、産経、日経」

   いまはフリーだが、元毎日の嶌信彦は「見出しはだらしないけど、日経も一応解散しろと言ってるんだ。見出しに出るとやばいと、日経らしい」と補足した。つまり実質は4対2なのだが、日経はいつもそうだ。

   そして、これまた毎日の論説委員である与良正男は「きのうの論説会議でも、政治空白なんだから、国民も一緒になって考えないとこの事態は収拾できないと」と説明した。

   岸井が「東京はさらに踏み込んで、解散か下野といってる。下野というのは珍しい」といったが、与良も「われわれも示している。民主党に選挙管理内閣を渡すくらいでないとだめだと」という。これを受けて松原仁氏(民主)が「東京と毎日の解散か下野かがいちばん当たっていると思う」と。

   嶌も「選挙が空白とは思わない。政策で闘って民意がきちんと出れば、2、3カ月遅れるかもしれないが、国際的にも通る」と正論をはいたが、山本一太氏(自民)はこれに「政策は二週間もあればできる」と断言した。

   対極にあるのが読売の「大連立」だが、松原氏は「できない。いま求められているのは強いリーダーシップ」。嶌も「今の自民・民主では水と油」と否定した。

   与良が「首相が変わったら選挙すべきなんです。安倍さんの悲劇は、総裁になったときに選挙やらなかったこと。今の衆院は小泉さんがとった議席ですからね」

   みのもんたが「じゃぁ、安倍さんが解散・総選挙やりますといったら、大きく変わるんですかね」と、なお安倍首相にやさしいまなざし?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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