たった一人で5万キロの海を行く「海洋冒険家」白石康次郎
2007年09月14日06時00分

(c)NHK
山本太郎と本上まなみがMCをつとめるトーク番組「トップランナー」。今回のゲストは海洋冒険家・白石康次郎。2006年に参戦した「単独世界一周ヨットレース」では、48,000キロの海をたったひとりで118日間かけて走りぬき、総合2位の快挙を成し遂げた。
白石が操るのは全長約18メートルの大型ヨット。普通ならば10人ほどで扱うサイズだ。すべての作業を1人で行うため、1時間以上の連続睡眠はできない。肉体的にも精神的にも限界の状態で最善の判断を下していかなければいけない。大切なのは頭で考えないこと。「心で感じて、腹で決める」という。
レース前はブルーになり、ヨットに乗れば船酔いにも苦しめられる。そして「たった一人」の海上生活の孤独。ときには足の親指に人の顔を描いて話しかけることもある。ひとり大海に挑み続ける白石の心意気に迫る。