国谷裕子インタビュー「河瀬直美 いのちのメッセージ」
2007年09月15日06時00分

(c)NHK
カンヌ映画祭で「殯の森」がグランプリを受賞した河瀬直美。国際的な注目を浴びる映画作家に、「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターがインタビューした。
生まれてすぐに両親が離婚し、常に孤独と向き合いながら映画制作を続けてきた。自身も離婚・再婚・出産を体験した重い人生。今回の受賞は苦難の末に手にしたものだった。
「目に見えないもの。誰かの想いとか、光とか風とか、亡くなった人の面影とか、私たちはそういうものに心の支えを見つけたとき、ちゃんと、たった一人でも、たっていられる生き物だと思います」
カンヌの受賞式ではこんなメッセージが世界の人々の心をとらえた。
番組では、自らの出産の模様を記録したドキュメンタリー「垂乳女(たらちめ)」の映像を紹介しながら、河瀬直美の生き方に迫る。「殯の森」の背景にあったものとは何か?