廃校のプールでシンクロ「おやじウォーターボーイズ」の夏
2007年09月19日06時00分

(c)NHK
毎年8月の夏休み。大分県の山里で、中年オヤジたちがシンクロナイズド・スイミングに挑んでいる。経験者ゼロながら、手作りの振り付けと体当たりの演技で笑いを呼ぶ。30代から40代の彼らにとって、30分以上に及ぶ演技は体力との勝負だ。
今回の「にっぽんの現場」では、そんなオヤジたちに迫る。舞台となるのは、過疎のため13年前に廃校になった小学校のプール。16名のメンバーはその小学校の卒業生たちである。
彼らが生まれ育った日田市上津江町は、地場産業の林業の低迷や公共事業の減少で、若い人たちが村を離れ、活気がなくなりつつある。自分たちの手で何か新しいことを始めてふるさとを元気づけよう。そう思い立ち、思い出の学校跡でシンクロを始めたのだ。
真夏の発表会に向けて猛練習に励む「おやじウォーターボーイズ」の奮闘を追った。