「究極のアンチエイジング」はいろんな人に会うこと!

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   関東を襲った台風9号がやってきたあの日、私は長野県下伊那郡大鹿村にいた。

   ここは、南アルプスの名古屋寄り入口。都内からだと、車で5時間近くかかる。南アルプスに抱かれた山村に、山村体験館「たかやす」という宿泊施設がある。

   宿泊施設といっても、農家を開放し、畑でとれた新鮮野菜を自炊したり、牛舎に泊まったりできるようにしている所。これが今注目を集めているグリーンツーリズム、農村体験と言えばいいのかな。農家の方々が開放している自宅で、農村の生活を味わえる旅なのだ。

   「たかやす」は、女主人の伊東和美さんが一人で切り盛りしている宿。伊東さんの人柄もあって、全国各地から宿泊客が後を絶たない。「たかやす」は、グリーンツーリズムのパイオニア的存在。伊藤さんはもうかれこれ、1000人以上を自宅に泊めてきたという。

   大雨の中、取材で訪れた私たちが山道をちゃんと来れるかどうか心配で、外で待っていてくださった伊東さん。嵐吹きすさぶ中、自家製の炭がポッと燃える囲炉裏の前で、畑でとってきたナスやピーマンをあぶっていただきながら、早速取材スタート。ところが、ノート片手にお話を聞いていたものの、伊東さんの美味しい手料理にどうしても勝てず、結局取材は宴会に早変わり。

   同行の女性アナウンサーも、すっかりご満悦! 女三人、まさにかしまし状態。尽きない話に、旅の疲れもどこへやら。取材なのか旅行なのか、まったく・・・そんな中、伊東さんの一言が素敵だったなぁ。

   「いろ~んな人に会っているとね、いっぱいいろんな話や考え方を聞けるのね。世の中、やっぱり知らんこと多いんだに。でもそれがね、刺激を受けて細胞の中から若返ったんじゃないかっ?てくらい、元気がもりもり湧いてくんの。もう毎日がワクワクしっぱなしなんよ」

   お年を伺えば、なんと今年71歳になる伊東さん。肌はツヤツヤ、絶えず笑顔を絶やさない。しかも動きも俊敏で無駄がなく、作業をてきぱきとこなしていく姿からは、その年なんて全く想像もつかず、こちらはタジタジだ。

   大きな声で笑い飛ばす彼女を見ていると、究極のアンチエイジングってこれなんだと実感! 何も、ボトックス入れたり、せっせとエステ通いをしたり、高価なサプリメント飲んだりしなくても、人と出会っていつもワクワクしている・・・これさえあれば人はいつまでも若々しくいられるんだ! 伊東さんの美しさが実証しているんだから、お墨付きだわ。

   でも、私も毎日いろんな人にあって、猛烈に刺激は受けているんだけど、どうしてこうも肌の調子が悪いんだろう? 東京のせい? それともズレズレな生活時間のせい? ストレス?

   いや、決定的なのは私の性格かもしれない。伊東さんのように、たとえ怒りを覚えるようなことがあっても、考え方の違いだからしょうがないと思える、懐の深さが私にはまだないもの。それだな、きっと。

踊るオサムン
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