2024年 4月 19日 (金)

中国はどう出る?「危機状態」ミャンマー民主化デモ

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   軍事政権による独裁。アジア区域では隣りの北朝鮮の専売特許ではない。また永久的に続くものでもない。いつかは崩壊する。

解決の糸口は見つかるのでしょうか?

   軍政下のミャンマー(ビルマ)で、僧侶らが主導する10万人規模の民主化要求デモが連日にわたって行われている。リアルタイムで起きているビッグニュースとあって、とくダネ!でも連日取り上げている。

   「AP通信によると、5人が死亡したと伝えております。緊迫の度合いを深めたミャンマー情勢。解決の糸口は見つかるのでしょうか」(笠井信輔アナ)

   国連や各国は当局に対して「武器を持たない平和的なデモ参加者に武力を行使するようなことがあれば従来の制裁を強化する」と圧力をかけているが、ミャンマー軍政は首都ヤンゴン(ラングーン)などに夜間外出禁止令を発令。市内各所に多数の治安部隊を配置していて今後さらに死者が増える情勢だ。

   番組ではデモに参加したミャンマー人の男性にインタビューした。

   「僧侶たちのデモに、一般の人が守っている形で参加しています。今やらないと軍政は変わらない。今しかないと命がけでやっています」

   取材規制も厳しいミャンマーとあってとくダネ!は現地市民の声を集めた。そのひとつがこうだ。

   「デモに参加した僧侶を一般人の洋服に無理やり着替えさせていた」

   名立たる仏教国だ。さすがに市民の前では僧侶に暴力はふるえない。そこで僧衣を脱がしてメッタ打ちにする。こうした実態が海外メディアに流れてくるのは、北朝鮮よりましかも知れないが・・・。

   同国で長く僧侶をしている山下良道師が電話取材に応じた。

   「ミャンマーは敬虔な仏教徒の国です。従来は政治とは一切距離を置いてきたんですが、今回はあまりにも一般の人の生活が苦しいということで、見るに見かねて行動したと思うんです。そして、国民から尊敬されている僧侶が殺された。これは政府の最大のダメージであり、最後の一線を越えたといえます」

   国連安保理はこの動きに「早急に国連特使を派遣」する。ガンバリ国連特別顧問がその任務につくが、彼はミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんと面識がある。しかし独裁軍政サイドはどう出るのか。

   岩上安身のコメントが気になる。「国連のバックアップが期待されますが、これまで英米の大国が経済制裁をしても中国はことごとく破ってきた。中国がどう出るか」

   軍政を支持して、露骨にミャンマーに経済進出している隣国の中国。民主化への道のりには、弾圧という点で実績がある強欲な竜の存在が・・・・・・。

   ミャンマーは危機状態だ。僧侶が危ない。市民が危ない。

文   初代不良家| 似顔絵 池田マコト
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