異色の新星「中村中」 やさしく澄んだ歌声が心にしみる
2007年10月23日21時48分

(c)NHK
竹内まりや、DREAMS COME TRUE、矢沢永吉、佐野元春、高橋真梨子・・・日本を代表するシンガーの「大人の歌」をじっくりと聞かせる音楽番組「SONGS」。今回のゲストは異色だ。ほとんど無名に近いデビュー2年目のシンガーソングライター、中村中(あたる)が登場する。
独学で身につけたピアノで15歳から曲を創り始めた中村は、日常にある葛藤や自身の考えを歌詞に託し、独特の感性で楽曲をつむぎ出していった。2006年6月にシングル「汚れた下着」でメジャーデビュー。聴く者の心にしみ渡るような、やさしく澄んだ歌声が多くのリスナーを虜にした。
同じころ、自らが性同一性障害であることをカミング・アウトし、各方面から注目が集まった。戸籍上の性別は男性だが、メンタル面は女性。外見も声も女性といって全く不思議ではない。
番組では、「友達の詩」など自身のヒット曲や歌謡曲のカバーを披露。中村中の音楽世界をたっぷり紹介する。また、中村が楽曲を提供している女優・戸田恵子が出演し、音楽の魅力について語り合う。