「お誕生日会」で社員のやる気を引き出す関西の元気企業
2007年10月27日06時00分

(c)NHK
近畿地方で放送されている経済番組「ルソンの壺」。知られざる経営戦略について、社長自らが語る。今回は世界第5位の測定機器メーカー、堀場製作所の社長・堀場厚に聞く。
堀場製作所のモットーは「おもしろおかしく」だ。このモットーのもとで社員はやる気をもって仕事に取り組み、柔軟な発想から独創的な商品を世に送り出している。
例えば、開業医向けの「血液分析装置」というものがある。小型にもかかわらず操作が簡単で、2種類の別々の検査が1度にできてしまうというすぐれものだ。これは、常識では考えられなかった“検査の組み合わせ”という発想から作り出された。
柔軟な発想を引き出す仕組みがいくつかある。若手社員の長期海外研修といった社内制度が充実しているほか、毎月“お誕生日会”が開催される。さらに、若手社員と社長とが直接話をする機会も設けられている。
2006年度の売上高は1160億円。毎年およそ15%の営業利益の伸びを続けている堀場製作所。堀場厚が語る会社を成長させる秘訣とは?