21世紀型「長屋ライフ」 シェアハウスに暮らす37人
2007年10月31日06時00分

(c)NHK
今日本で起きている“ある一つの現実”を特集するドキュメンタリー番組「にっぽんの現場」。これまでにも、地域の行事や働き方、環境問題といった様々な問題にスポットを当ててきた。今回は、「平成長屋の住人たち」と題して「シェアハウス」で共同生活をする人たちに密着する。
東京都・文京区。JR大塚駅近くにある「シェアハウス」には、37人がひとつ屋根の下で暮らしている。リビングや台所、風呂は共用し、プライベート空間は2段ベッドの中だけ。家賃は3万円ほどで、敷金・礼金はなく、保証人も不要だ。
それゆえ、ここには様々な事情を抱えた人たちが集まってくる。いくつもの仕事を経験しながら自分探しを続ける元大学生、お笑い芸人の道を目指していたフリーターなどなど。
一見、不安定な生活のように見えるが、彼らの多くが自分なりの時間を楽しんでいるように見える。夜はリビングルームで語らい、ときには手料理が振る舞われる。お互いを「家族」と呼ぶ者さえいる。住人たちは日々何を感じ、将来をどう考えているのか?
シェアハウスのリビングにカメラを据え、若者たちの本音に迫る。