民主・小沢の「大芝居だ」 総理の座巡り「次」に飛び出すのは?
民主党・小沢代表の突然の辞意表明がすべての始まりだった。当事者しか真実がわからない政局ミステリー。国民はもちろん、永田町もみんな「!」「?」状態。
スパモニも"生激論"と題して、なぞ解きの番組構成になった。 <果たして小沢氏の真意はどこにあるのでしょうか>・・・ゲストがいろいろしゃべった。
「どっちがウソをついているんでしょう」(赤江珠緒) 「あいまいにしたら国民を騙したことになる」(森永卓郎)
映像コメントで政治評論家・浅川博忠がさらりという。
「小沢さんの第一希望は小沢新党で与党復帰。副総理になって、福田さんに万が一の事があれば、最短距離でそのまま自分が総理になれると・・・小沢さんの年齢からくる焦りがあると思いますね」
密室会談の舞台裏には、小沢氏の盟友である中曽根康弘・元首相と渡辺恒雄・読売新聞主筆――暗躍する妖怪たち――がからんでいた。
「インサイドライン」編集長・歳川隆雄の話。
「表に出た党首会談以外にも、10月27日の午後に福田さんの世田谷の自宅に小沢さんがひそかに訪ねているといわれています」真相はすべて民意不在の闇のなかに隠されたままだ。
いろんな証言があった。みんなで堂々めぐり。視聴者の「!」「?」も募るばかり。
番組の終り頃、速報として今日(6日)朝9時の民主党・鳩山幹事長の話を滑りこませた。 小沢代表の続投を期待して「今日中にも決着をつけたい」・・・この政局ミステリーの結末はすぐに出るとは思えない。
こんなわけでスタジオ・トークでは三反園訓のひとことにインパクトがあった。
「これは小沢さんが打った大芝居です。うまく出来た構想です。これから第二弾が飛び出しますよ」
永田町の内緒話だろうが、内容を聞きたかった。びっくり箱からどんな次ぎの矢が放たれるのか。
蓮舫民主党・参院議員の発言には妙に実感がこもっていた。
「内部にいる私たちもメディアの報道でしかわかりません。説明責任を果たしていただきたいと思います」
外部にいる視聴者はもっともっとわからない。スパモニ・ミステリー劇場でした。