「モテモテ」ヤクザマネー 群がるのはこいつらだ
2007年11月10日06時00分
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(c)NHK
暴力団対策法の施行から15年が経ち、現在、暴力団はその姿を大きく変貌させている。国の規制緩和で生まれた新たな市場が格好の“シノギの場”となっているのだ。
暗躍しているのが、表向きは暴力団と関わりのない元証券マンや金融ブローカーたち。専門知識をもつプロが次々と暴力団と手を結び、“濡れ手で粟”の儲け話を取り仕切っている。
警察が危機感を強める中、多くのベンチャー企業の経営者たちが次々とヤクザマネーに群がっている。資金繰りに困り、暴力団の圧倒的な資金力に頼らざるを得ないのだ。
今回の「NHKスペシャル」では、「戦後最長の好景気」といわれる日本の陰で、密かに社会を侵蝕する“ヤクザマネー”について特集する。資金獲得の現場に初めて潜入し、実態に迫る。そして、それを許容する社会の責任を問う。