こんな離婚ならしてもいい?
テレビのワイドショーだけに成立するニュースがある。芸能人の異性関係だ。
<惚れた、別れた>が視聴者の好奇心をくすぐる。
とりわけ意外性のあるカップルの<離別、離婚>はワイドショーにとっておいしい。
「仲のいい夫婦大賞」なんぞをもらったりして、お茶の間ではおしどり夫婦で知られている落語家の春風亭小朝(52)・元歌手でタレントの泰葉(46)夫妻が異例の夫婦そろっての離婚会見。
異例!な会見にスパモニも嬉々として取りあげた。離婚をネタにしたコメディ・ショーとして。
紙吹雪は舞っていないが「2人の門出を祝福しているような」金屏風をバックにして弟の林家正蔵、いっ平も同席。
結婚して19年後のことしの9月。泰葉が切り出した。
「(落語家の)おかみさんのポジションからはずしてくれない?」
マネジャーが監督に辞任を申し出たようなもの。
会見はサプライズ、発言もサービス精神てんこ盛りのコメディ路線。
「離婚届がラブレターです」(小朝)
「最近一緒にテレビに出演したのは思い出作り。気がすんだ」(泰葉)
番組は「昭和の爆笑王」林家三平一家の"ワイドショー祭り"を並べてみせた。
海老名みどりの「重大決意」(実は本のPRだった)・・峰竜太、こぶ平時代の正蔵の浮気発覚会見。
「もう、2度としないと思います。どーも、すいません」いつだって冴えた迷言で楽しませてくれた。
泰葉は謎かけまでやっちゃった。「この会見とかけまして泰葉とときます。その心は、コワサ(コアサ)知らず。どーもすいません(と頭に手の例のポーズ)
林家三平は平成のいまも生きている。どーもすいません・・・謝るのはタダ。その上で笑ってもらえる明るい離婚の一席。
「2人の不思議な門出ですね」赤江珠緒は笑っていいのやら、困った顔をしてしめくくった。