米ストライキも影響 ワーナーが進める世界戦略と日本の関係

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   日曜コラムで度々取り上げているように、アメリカの価値観が世界に通じなくなったことやハリウッドの20年振りの大がかりなストライキなどがハリウッド映画を襲い、スタジオを窮地に陥らせている。そこでスタジオは映画の製作を世界各国のローカルで積極的に行い始めた。ソニーが先鞭をつけたが、今やワーナーブラザース(WB)の動きが激しい。

(c) 2007 KM Culture co, ltd All Rights Reserved/KM
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   WB日本法人(WBJ)のビル・アイアトン社長がヴァラエティ誌のインタビューに答えている。

   「WBの世界戦略に沿って日本での製作本数は増加している。これはフランス、イタリア、ドイツなど他の地域と同じだ。製作費は日本国内でリクープ(出資金回収)出来れば他国の分はボーナスと考えている」と。フジTVで映画製作の実績を挙げた小岩井宏悦をローカルプロダクション本部長としてこの5月にリクルートしてから、WBJの勢いに拍車がかかっている。「アメリカには中々売り難いが、欧州の方は未だオープンだ」と小岩井。

   さて2008-09年にはWBJ製作作品は7本を数える。異色は「ICHI」。60年代の「座頭市」シリーズのリメイクで、北野武監督の「座頭市」も記憶に新しい。出演は大沢たかお、中村獅童に綾瀬はるか。監督は「ピンポン」の曽利文彦。また、日本の漫画が原作で韓国のコメディ「カンナさん大成功です」(200POUNDS BEAUTY)は12月15日から公開される。「リング」の中田秀夫が監督する「L」(L-CHANGE THE WORLD)がある。「デスノート」のスピンオフ、Lを主役にした作品だ。「銀幕版スシ王子!~NYへ行く~」(SILVER SCREEN VERSION:THE SUSHI PRINCE GOES TO NY)は堤幸彦監督で撮影中。アニメの巨匠「攻殻機動隊」の押井守監督のSFアニメ「THE SKY CRAWLERS」もリストにある。

   「アメリカ映画のリメイクも考慮中」と、ビル・アイアトン社長は鼻息も荒く更なる攻勢を考えている。

恵介
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