J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ストーカーも真っ青? JAL「覗き見個人情報調査」

   「きのう(26日)JALの客室乗務員たちが、最大労組などを提訴しました。戦慄の監視ファイル、その中身とは・・・」

気味悪い・・・

   小木逸平アナのリードで始まったその内容は、旧東側諸国やいまの北朝鮮、ミャンマーのような監視国家システムと変わりがない。

   JAL(日本航空)といえば、かってはニッポンの翼のシンボルだった。今回の問題は乗客の安全性とは直接には関連性はないが、会社自体の硬直化をはっきりと示した。信じられない陰湿な航空会社であることが世間にバレてしまった。

   日本航空の最大労組「JALFIO」が客室乗務員の個人情報を無断で集めていた。

   つまり客室乗務員9800人のプライバシーを差別的にリストにメモっていた。結婚・離婚歴、出産日、思想信条、容貌、支持政党など158項目・・・

   「悪党」「同棲中」「流産」「左翼的思想あり」「活動家」「前業裁判当事者」「ブス」「シングルマザー」「バカ」「生理ズル休み」「子宮筋腫」「美人、軽そう」「出来ちゃった再婚」・・・

   極秘資料という名目ののぞき魔。これがひどい。まさに戦慄の監視ファイルです。

   客室乗務員が怒り、損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたのは当然といえる。人権侵害だ。

   組合員の基本的人権を守るべき組合がプライバシー暴きに明け暮れ、会社と一体となって労働者を採点した「監視ファイル」を作り、それが昇給や昇格の材料になっている可能性が強いのだ。

   実は週刊朝日がスクープとしてこの事件!を誌面で連続して告発していた。JALの見解は「一部の社員が個人の判断でやったこと」それで帳尻を合わせようとしていた・・・

   「まるでJALはマンガです」(山口一臣・週刊朝日編集長)

   「個人でやったという主張は通らない」と取材した同誌の小泉耕平記者。

   社内でスパイがうようよ。密告者がいっぱいのJAL。空も怖いが地上も怖い。

   「なんのためにと思ってしまいますね。気味悪い・・・」赤江珠緒が深いため息。