2024年 4月 20日 (土)

巡業「大入り」朝青龍  スタジオ「がんばれ大合唱」のナゼ

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   朝青龍の復帰で大入りとなった九州巡業。横綱は、ちびっこ相撲ではしゃいだり、吊り落としの大技を見せるなど、ブランクを感じさせない活躍だったが、気になることがひとつ。

裏切らないように

   黒いテープをまいた右足をかばうように、また取組中にも痛そうに顔をしかめたりしていた。

   「万全じゃない」とビデオを見た元小結の龍虎氏がいう。「謹慎中になにかあったんだが、何とはいわないでしょう」と相変わらずきびしい見方をする。

   初日に触診した平石貴久医師は、右足首の腫れと痛みを認めていた。「からだも一回り小さくなった」とも。そのためか、格下に寄り切られたりしていて、龍虎氏も「身体は動いているが、5、6割」といっていたほど。

   ビデオはそうしたシーンを集中的に編集してあって、たしかに完全な状態でないことはわかる。しかし一方で強さも際立っている。

   アーチェリーの山本博は、「スポーツ選手は、痛みのひとつふたつ抱えているのは当たり前で、試合になるとアドレナリンが出て痛みを感じないもの。わたしは優勝するんじゃないかと思ってる」という。

   小木逸平は「気になるのが白鵬の反応。他の力士は衰えを感じないといってるのに、白鵬だけが、『いやいえません。見てればわかるでしょ』みたいな‥‥」といった。このあたりがポイントかもしれない。

   鳥越俊太郎は、「この巡業はチケット売れてなかったのが、結果は大入りになった。やっぱり朝青龍人気というのはあるんですよ。ヒールといわれてるけど、ボクはヒーローだと思うのね。まあ、がんばれといいたい」とエールを送る。

   萩原麻衣子も「天狗になってるところもあったけど、バッシングで成長したのでは?」

   「バッシング報道で疲れちゃった」と落合恵子。

   赤江珠緒は「大相撲のファンは温かい。これを裏切らないようにと思います」と結んだ。

   初場所は新春1月13日からだ。結果は否応なく出る。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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