「知識と理屈」ダメ 子どもの心つかむ絵本とは
2007年12月10日06時00分

(c)NHK
脳科学者・茂木健一郎が、プロの仕事人の“仕事術”に迫る番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」。今回のゲストは絵本作家・荒井良二(51)。
荒井は、2005年、児童文学界のノーベル賞といわれる「アストリッド・リンドグレーン賞」を東洋人として初めて受賞した。『うそつきのつき』『たいようオルガン』『ルフラン・ルフラン』といった代表作がある。
彼の絵本の特徴は、ストーリーらしいストーリーがないこと。「絵」はまるで子どもの落書きのようだ。が、そういった絵本が子どもたちの感性を刺激するようだ。
荒井は「大人は、知識があるから理屈で考える。しかし子どもはもっと自由に発想をする。絵本も「知識」や「理屈」で描いていては子どもの心はつかめない。」と言う。
番組では、虚心に絵本と向き合う絵本作家の創作現場に迫る。