2024年 4月 18日 (木)

「親友」と「危ない人」カオ使い分け? 佐世保銃乱射・殺害

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   長崎県佐世保市で2007年12月14日にあった銃乱射事件。馬込政義容疑者(37)が翌15日に現場近くの教会で自殺したため動機など不明な点が多い中、番組は疑問点を整理した。

使い分けができる?

   まず、殺害された被害者の1人、水泳インストラクター倉本舞衣さん(26)と容疑者との接点について。各報道の内容はバラツキがあり、はっきりしない。スッキリは、接点は薄いと見られるが詳しく分かっていない、とまとめるに止まった。

   スタジオの加藤浩次が呈した別の疑問は、もう1人の殺害された被害者藤本勇司さん(36)が、馬込容疑者のことを「親友だ」などと親族に話していた点と、馬込容疑者の近所に住む人たちは容疑者のことを「危険視」していたことの「矛盾」だ。加藤は、容疑者がカオを使い分けることができるということなのか、と不思議そうだった。

   近くの男性は事件前、馬込容疑者が銃保持を許可されていることについて、警察に対し「異常行動」を説明し、「こういう人」に銃を持たせていいのか、と電話で「抗議した」そうだ。しかし「そんなこと言われる筋合いはない」と警察にいわれ、「事故起きても知らんぞ」と反論したが話は進まず「喧嘩別れ」に終わったと取材に答えていた。

   取材した阿部祐二が「異常行動」を解説した。近所の人に馬込容疑者が深夜にトイレを借りにきた。その際、ドアの外では馬込容疑者の母が「この人はアナタのためによくしてくれた人」となだめるような呼びかけを何度もしていた。このときもしドアを開けていたら自分も被害にあっていたのではないか、と話した人がいた。馬込容疑者が就職できないことを「近所の人たちが邪魔しているせいだ」、「盗聴器をしかけられている」などと主張している話も伝わっていた。

   その後、スタジオでは銃保持の許可厳格化を求める方向で議論があった。ただ加藤が疑問を呈したように容疑者が「カオ」の使い分けができたとすると、資格審査を巡る議論もややこしくなる可能性がある。議論を本格化させる前に情報の整理が必要なようだ。

文   赤坂和郎| 似顔絵 池田マコト
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