タイトルは「見えてきた真実とは」 本当に見えたか銃乱射の闇

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   長崎・佐世保で起こった猟銃乱射事件。2人が死亡し6人がけがをしたが、容疑者が自殺したために、動機も背景もはっきりしない。

目的ははっきりしていたのかな、と

   先週金曜日(12月14日)夜、佐世保市内のスポーツクラブへ入ってきた迷彩服にフルフェースヘルメットの男が猟銃を乱射、インストラクターの倉本舞衣さん(26)と藤本勇司さん(36)を死亡させて逃走した。警察で捜査していたところ、翌朝近くの教会の敷地内で猟銃で自殺している馬込政義(37)を発見、犯人と断定した。

   その後の調べで、馬込容疑者と藤本さんは幼なじみの親友で、前日にも藤本さん宅で昼食を共にしていた。当日は、藤本さんとスポーツクラブで待ち合わせていた。また、他の2人の友人も誘っていて、うち1人は現場にいたが撃たれていない。

 

   一方の倉本さんとの接点はよくわかっていない。ただ、馬込容疑者はクラブの会員で、倉本さんはフロント係もつとめていたこと、倉本さんを追い回して発砲しているとの報道もあることから、なんらかのつながりがあったのかもしれない。

   馬込容疑者は、高校卒業後東京などで10年働いたあと帰郷し、以後、職を転々と変えながら両親と住んでいた。釣り用の船や高級車を購入しており、サラ金の借金を親が肩代わりしたという話もある。猟銃3丁と空気銃を所有していて、これを持ち歩くなどの行動が不気味だと近所の住民が交番に言ったことがあるが、警察官はとりあわなかったという。

   犯罪精神医学の影山任佐東工大教授は「アメリカ型の犯罪だが、(乱射や殺人は)自分が自殺するための設定かもしれない」という。

   山口一臣は「もう一人の友人にも、現場にいることを電話で確かめたりしていて、特定の人を追いまわしてもいる。目的はかなりはっきりしていたのかなと思う」と。しかし、それが何かはわからない。

   中村伊知哉は「シナリオがきちんとできていた」

   室井佑月は「1人で死ぬのがいやで、友だちと倉本さんを道連れにした」

   影山は「クリスチャンの家庭で、自殺は禁じられている。そこで、無理にでも自分を自殺に追い込むためのシナリオだったと思う」と。

   しかし、いくら話しても心の闇にはとどかない。コメンテーターが多いほど、出てくる答えのつまらなさが際立ってしまう。

   最後に銃の規制の話になったら、「レンタルじゃだめなの?」(室井)とか「猟銃全面禁止にしろ」(中村)とかになっちゃった。これじゃぁ、聞いてる方もしらけちゃう。「総力取材で見えてきた真実とはーー」というタイトルだったが、真実は全然見えなかった。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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