あなたの健康検査先は大丈夫か
2007.12.26 11:22
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昨日(12月25日)、神奈川県茅ケ崎市立病院で、患者5人がC型肝炎に感染し、発症していることが発覚した。
「これだけC型肝炎が問題になっているのに、こんなことがあるんですか」と司会のみのが吠え、コメンテーターの作家、荒俣宏が「病院で一番やってはいけないこと」と呆れた。
仙賀裕病院長が、きのう茅ケ崎市役所で行われた緊急記者会見であきらかにした。それによると、発症したのは昨年12月から今年4月までに、カテーテル検査を受けた患者5人で、いずれも別の患者の検査直後に検査を受けて感染していた。
5人が感染したC型肝炎ウイルスはいずれも同じ遺伝子のウイルスだった。
原因は、本来1回ごとに使い捨てるカテーテル検査の際のトランスデューサーという器具を、交換せずに繰り返し使ったため連鎖的に感染が広がったという。
会見で、服部信明市長、仙賀病院長らは謝罪したが、みのは「謝罪してすむ問題ではないでしょう。冗談じゃないですよね。いちばん基礎的なことが守られていない」と、怒りがおさまらない。
今回の例は、けして特殊ケースではなくある面、日本の医療機関の実態を現わしている。その証拠に医療過誤による訴訟件数は年ごとに増え、損害賠償の金額も増加している。患者や遺族が泣き寝入りを止め、医療に疑問を持ち始めたのだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト