「女性の品格」読んで喜んでる人ってさぁ・・・ 女性編集長が「秘密」解説

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   最近、気になっていること。それは「品格」。今やなんでもかんでも品格モノがあふれる品格祭り。調べてみると「国家の品格」以来、新聞や雑誌にここ2~3年で「品格」とつく記事が激増していた。うーん、世相を反映してますな。2007年のベストセラーも「女性の品格」。ところがワタクシ、読んでみてビックラこいちゃいました。

   なんで、「花の名前を知っていたら品格あるの?」「行きつけの店をいくつか持ってると品格があるの?」「無料のものをもらわなかったら品格があるの?」・・・ごめんなさい、頭の中?マークでギッシリっす。あ、こんな言葉を使っていたら品格ナシの烙印が!すんません。ん~、でも納得いかないっす。どうしてこーいう本が200万部を突破しているんだろう?読んでて、結論がわからないし、実践している人が果たして本当にいい女なのか、まったくもってわからなかった。しかも購入者の8割が女性というデータまたビックリ!女性が読もうと思うきっかけは何か?自己啓発本と同じで今の自分をよりグレードアップ、キャリアアップしたいから?でも、読んで納得してるんだろうか。

   それに、本にはきちんと書いてある。「できる女」を目指して有能なやり手ばかりが増えるのはさびしい。女性の時代だからこそ、よき女性らしさを職場や家庭に持ち込んでほしい、と。ん?じゃぁ、これは一体誰のための本なの?年配の方が、「そうだ!女とは本来こう言うものだ」と納得する回顧主義的なもの?この答えを聞くべく、新潮45の名物女編集長、中瀬ゆかりさんの元へと急行した。なぜ彼女だったのか?それは私が求めているような答えをズバズバ言っていただけそうな気がしたからだ。

   単刀直入に「なぜ、これほど品格ブームが起きたのですか?わたし、よくわかんないんです。」との質問に、中瀬さんの答え。「既存の言葉をシンプルに使ったからですよ。シンプルなものほど強いし、誰もが知ってる言葉を改めて使った新しさ。これが売れる本の要素なんです。でも、この本に書かれていることが品格があるとは思わないし、ベストセラーに乗っかって品格乱発する社会は、品格を下げてるよね。」ホッホ~、ナルホドね。確かに!

   んでは、タイトル以外にベストセラーになった理由は?「『バカの壁』の時もそうだったんですが、読者は決して自分の立場をバカとは思ってない。その対極から読んでるんです。品格本も、自分は品格がある方だと思って読んでいる。そこに、ごく当たり前なことが書かれていると、自分と共感できて嬉しくなるんです。知っている知識を本でなぞる快感!これがベストセラーの秘訣なんですよー。」

   ヒョヒョー。なるほどね。今まで知らなかったことを目の前で繰り広げられるよりも、ちょっと知っていることを違う形で出されると、興味がわく。意外な人が自分と同郷で嬉しくなる、そんな感じ?あれ、違う!?・・・この方程式で品格本は売れたのか。これ、他の世界にもガンガンに通じますね。やー、スッキリ!

   さて、気になる品格についての中瀬さんのご意見。これは年明け後、NHKラジオ第1のある生放送番組でその答えが聞けます。おったのしみに~!

踊るオサムン
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