2018年 7月 21日 (土)

民放各社「虫のいい」おねだりとは?

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エレキ君

新年初の問答なのだから回顧ばかりでなく、今年の話題というか、注目すべきことについて話そう。久しぶりにNTTを取り上げたらどうか。今年3月から商用化されるNGN(次世代ネットワーク)が注目だ。

アドバ君

10年前、NTTの放送分野への進出ぶりを指摘した。10年経ったいま、NGNによってそれが現実のものになろうとしている。

プレス君

NGNを利用した家庭向けサービスは放送を含めた映像配信サービスが主力になる。NTTはグループ内に3つある放送系サービスを一本化して、サービスも一新する。NTTコムの有馬社長は「打倒する相手は、J―COM」とCATVに対抗する構え。

アドバ君

NTTの3つの放送・映像サービスの契約世帯は27万世帯、日本最大のCATV運営会社のJ-COMの加入世帯は225万世帯で競争相手にならない。しかし、巨人NTTがグループをあげて挑むことになったら怖い相手になる。

テレビ君

NTTの放送系への参入はめざましい。地上デジタルのIP同時再送信を行なうが、地デジの再送信は無料なため採算が取れない。そこで地上放送やBSデジタル放送などの"見逃し視聴"を実現して有料化を考えている。

プレス君

それらは、いずれもNHKとの連携で進められている。BSデジタルの同時再送信は08年夏以降に実現させる方向で検討しているという。NTTはNGNの利用などの協力をNHKに申し入れている。NHKは受信料徴収にNGNの付加サービス利用料と一括請求できないかを探っている。

テレビ君

10年前にも「N・N連合」(NHKとNTT連合)がいわれたが、これがいよいよ"本物"になりそうだ。NHKもNTTと連携が組めれば新たな事業展開ができるのでウェルカムだ。

アドバ君

民放もうかうかしていられない。これまでNTTドコモがフジや日テレに出資していたが3%未満。NTTグループは放送局への出資規制があるため。民放にとってNTTはデジタル投資や安定株主対策でもぜひとも連携したい相手。

プレス君

NTTもこれまでBSデジタル・データ会社などには各社横並びで出資してきたが、これからは「出資する以上、事業でメリットがないと意味がない」と大人の対応になった。民放各社は「NTTの民放への出資比率3%は撤廃してほしい」と虫のいいことを言っているようだ。護送船団は今年も甘い船出。

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